遺品整理する人

身近な誰かが亡くなったとき、色々な手続きや手配でとても忙しい時間を過ごすことになるかもしれません。

ほっと一息ついたあとでも、その遺品を整理しなくてはなりません。

一般的な家庭では、そんな立場の人が、どの様に遺品の整理をしたらいいのでしょうか。

私の祖母が亡くなった時は、母の兄長男が形見わけをしました。

特に普通のおばあちゃんでしたから、お宝というものがあるわけでもなく、みなそれぞれに思い出の品を持ち帰った様に覚えています。

祖母は帽子のメーカーに勤めていたので、たくさんの型紙やトルソがあり、スタイリストをしている従姉がそれらを受け継ぎ、古い足踏みミシンは洋裁をする私の母が形見分けしてもらっていました。

私は姿見を、いつもみんなに囲まれてきたおばあちゃんの形見わけは特にもめる様なこともなく、それぞれに新しい持ち主のもとに分けられました。

遺品の整理は専門の業者もありますが、一般的に残された遺族、身近な人が行うケースが多い様です。

遺品があまりにも多かったり、分ける人が多かったりとややこしい場合は専門業者に依頼することも一つの手段でしょう。

遺品整理というと何だか淋しく切ないイメージがありますが、これは故人を思うための整理です。

故人の思い出を人々の心にいつまでも残しておける様にすることです。

いつまでもいつまでもそこに残しておくよりも誰かの手に渡り、大切に保管されたり、利用されたりすれば故人もきっとうれしいのではないでしょうか。

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四十九日

遺品の整理はだいたいいつくらいにすることなのでしょうか。

一般的にいわれるのは忌明けが過ぎてからです。

いつが忌明けかというと、四十九日の法要が境になります。

四十九日には家にあったお骨もお墓に納骨し、法要も執り行なわれます。

お骨をお墓に納めることで、遺族の気持ちも切り替える、そんな意識からなのか、遺品整理は四十九日の後にするとされている様です。

実際、お通夜やお葬式、その後もお参りにいらっしゃる方もいたりして、家族はとても忙しい時間を過ごすことになります。

そういった忙しい時間も四十九日を明けると少し余裕が出てくるのではないでしょうか。

そういったこともあり、四十九日後の遺品整理が一般的になってきたのだと思います。

人が亡くなった後、どの様な時間が過ぎるのかをご存知ですか。

仏の教えでは7日ごとに7回、亡くなった日から7日目、14日目、21日目、28日目、35日目、42日目、そして49日目に裁きがあるといわれ、その時に法要をすることになっています。

最近では告別式の時に初七日をあわせて行う場合が多いようです。

最後の四十九日の法要は多く執り行われ、同時に納骨をするとされています。

四十九日の法要は、遺族にとってもいろいろな意味で節目になることでしょうし、今までは家の中に祭壇を組んでお骨を置いてあった部屋から、仏壇への位牌へと変わるのです。

遺骨が家にあるうちは家をあけてはいけないともいわれています。

ですから、納骨を済ませるという事はそういったことからも気持ちの面でも大きな区切りにしなくてはいけないのかもしれません。

その様なひと区切りした後で故人を思い出しながら、遺品を整理するのです。

もちろん、取っておけないような物もありますでしょうし、思いがけない思い出の品が出てくるなんていうこともあるでしょう。

人は誰もが自分の死を予想しているわけではなく、突然の死を迎える場合もあるのです。

ですから、故人の意思がはっきりわかっていない場合も多くあるでしょうから、そういった場合は遺族でよく話し合い、整理する人を決めたり、もしくはみんなで思い出に浸りながら整理するのもいいでしょう。